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1月31日 水曜日
みやび会の仕事なんぞ、そっちのけで、昨夜はもらった「米のジュース」で、ドリフのビデオを見ながら、いつものように1人で盛り上がった。いつものように素早く後片付けして、早めにベットインした。
今日になって1日かけて、みやび会の仕事を終わらせた。しかし今日は、異様にホットな日だった。明日から、また寒くなるらしい。春になるのが待ち遠しい。


1月30日 火曜日
佳作入選祝いに、ココスで外食してもらった。憧れの女性職員と2人で。食いたかったピザとチーズケーキと、日本酒がなかったのでビールを、胃の中に収めた。食べ切れずに残してしまったけど、うまかった。自分の金で、自分の祝いをやるのは、むなしいものがあるけど……。なるべく金をかけず、さらなる飛躍のために。
ココスで飲めなかった代わりに、「米のジュース」をお祝いにもらった。とてもうれしい。


1月29日 月曜日
昨夜も12時近くまで、パソコンでオセロゲームをしたり、「オニオンリング」というスナック菓子を食ったりして過ごした。不思議なことに、エロDVDを見たいとも思わなかった。大人になったのかな?
今日は、やけに首の緊張が強かった。こういう時に酒を飲むと、落ち着けるのだが……。


1月28日 日曜日
学校に校歌があるように、この施設でも「荘歌」なるものを作ろうと、何年か前に詩を募集したことがあったっけ。結局は採用された詩がなくて、その話しも、いつの間にか忘れ去られたようだ。俺も、フッと思い出した。「歩いて行こうよ」のカラオケが完成したらしい。CD化されるのは、もう間近。どんな曲が付けられたんだろう? CDの到着が楽しみだ。


1月27日 土曜日
母親の7回忌だったようだ。上の兄貴も体調が思わしくなく、俺の送り迎えは大変だからと、俺の方から遠慮してしまった。きっと、俺の分も線香を上げてくれただろう。月日が経つのは早いものだ。佳作に選ばれたことを念じながら、写真に向かって手を合わせた。父親と一緒に、あの世で喜んでくれているかな?


1月26日 金曜日
もしも俺の体が普通だったら、どんな人生を送っていただろう……と、フッと考えてしまった。ちゃんとした仕事に就いて、今ごろは誰かと結婚していたかも。この性格は変わらないと思うから、きっと奥さんに「お酒はコップに2杯まで」などと管理されていることだろう。現世では無理だろうから、来世に期待しよう。俺の前世って、何だったんだろう?


1月25日 木曜日
ヒト・ゲノムが解読されて、DNAの鑑定が盛んらしいけど、2種類のDNAを持った人がいたなんて。だから、今はRNAを見直されているようだ。しかし、DNAだけで、将来にかかるであろう病気までわかるとは。俺も鑑定してもらいたいものだ。何歳まで生きられるか……って。


1月24日 水曜日
昨夜は12時近くまで、オンラインのオセロゲームをしたり、せんべいを食ったりして過ごした。不思議なことに、エロDVDを見たいとは思わなかった。
書くネタがないので、これで今日は終わりにしよう。何度も書いたような気がするが、この日記、いつまで続けられるだろう?


1月23日 火曜日
うまい話しには、必ずウラがあるものだ。きのうは約8万と書いたが、ケタが違っていた。俺だけの本を作ってくれて、全国に流通してくれるのに、80万近くもかかるようだ。そんな大金、出せるわけがない。いくら印税や原稿料がもらえたって……。やめた。実力で佳作に選ばれたんだ。それだけで十分だ。またいつかチャレンジして、今度こそ大賞をゲットしてやる。貧乏人の強がりよ、フッ……。


1月22日 月曜日
有名になるには、それだけの金が必要らしい。日本文学館からメールがあった。俺の詩を、編集部の人たちが高く評価してくれているようだ。俺だけの本を作ってくれるようなことが書いてあるのだが、それには約8万ぐらいかかるそうだ。俺には8万は大きい。こういうチャンスは、めったにあるものではないのだが、金が……。誰か、サポートして。


1月21日 日曜日
また新たな詩を完成させた。俺の詩もパターン化してきたような気がする。もうアップした。ここをクリックして、どうぞ。新たな投稿場所を見つけて、また送ってみようと思う。まぐれで、また選ばれるかも。


1月20日 土曜日
言語障害ってのは、やっかいなものだ。障害者には全く無縁な人から電話があっても、俺が言う言葉が通じないというから困ったものだ。これは電話だからかも知れない。直接に会って会話を交わすと、身振り手振りが入るから、何とか通じる。これから有名になって、ファンからの電話が殺到したら、どうしよう。……なんてことは、あるわけねぇか。


1月19日 金曜日
急にピザが食いたくなった。天ぷらを食いに行くはずの希望外食だったが、ピザを食いに行くことに決定。自分のお祝いを、自分の金でやろうとは。これほどむなしいことはない。しかし、行きたい時に行けるんじゃなかったのか? 10日以上も待たせやがって。……と、こんな所にグチっても、しょうがないわね。行けることは確かだから、まぁ、いいか。


1月18日 木曜日
フッと目が覚めて、枕元の時計を見ると、4時過ぎだった。もうちょっと眠るかと思い、目を閉じて数秒たったころ、リハビリ室の方から誰かの走ってくる足音が聞こえてきた。コールでもあったのかと思っていると、その足音は俺の部屋の方に近付いてくる。俺の部屋の前辺りでピタッと足音が止まった。誰かが部屋に入って来た気配がない。それっきり、またシーンと静まり返って、いつの間にか眠ってしまったようだ。あれは夢? 誰かのイタズラ? それとも、また久々に感じたかな?


1月17日 水曜日
俺が好きな時代劇「遠山の金さん」が、昨夜からスタートした。なんだか桜吹雪の刺青がハデになったように見えたが……。そのうち「マツケン・サンバ」が出たりして。
日本文学館で本を出版するそうで、俺の詩も載せてくれそうなので、「星空」という詩を送ってみた。その本が完成したら、送られてくるようだ。楽しみだ。


1月16日 火曜日
子供を出産するらしく、今月いっぱいで退職するらしい職員に、「歩いて行こうよ」の詩をポストカード風にアレンジし、印刷して渡してやった。「今度は俺の子供を産んでほしい」などという、シャレにもジョークにもならないことを言ってしまった。間違っても障害児なんか産んでほしくない。元気な子供を産んでほしいものだ。


1月15日 月曜日
クラブのメルアド宛てに、モッコリするようなメールがあった。思わず読み入ってしまった。ナニがムズムズしてきてしまい、本当にモッコリしそうだった。しかし、こんなことでいいのか。将来は「先生」と呼ばれる身分になるかも知れないというのに……。
「佳作」に選ばれても、誰も祝ってくれそうもないので、お気に入りの職員を指名し、希望外食を申し出た。酔いつぶれて食えなかった天ぷらを食いに……。自分への報酬だ……と思って、楽しみだったのに、延期させられた。当日が雪でも降ったら、どうしてくれるんだ?


1月14日 日曜日
昨夜は久々に、エロDVDでモッコリナイトを過ごした。暖房を切られると、夜中は寒い。
ふたたび投稿しようと思い、詩を募集している所を探しているところ。金をゲットしようという、そんな下心は捨てて、もっとデッカイものをゲットしたくなった。日立の駅前に、俺の全身像が立つような、そんな偉人を目指して、がんばるか。


1月13日 土曜日
仲が良かった奴が、また去って行った。別れの言葉も交わさずに……。なんだか気が抜けてしまい、部屋でボーッとしていたら、実習生の1人が寄って来て、「あたし、チカさんの詩が好きです。これからも、がんばってください」って励まされた。残念ながら「チカさんが好きです」とは言われなかった。「歩いて行こうよ」の詩に、曲を付けてくれるという話しもあるし、やり続けないと。


1月12日 金曜日
「日本文学館・ポエム大賞」の発表は来月ではなかったのか。通知が届いて、なんと「佳作」に入選したようだ。信じらんねぇ。そのポエム大賞、障害者だけではなく、一般の人たちも応募しているのに……。地道にやって来た甲斐があった。賞金はもらえないけど、本に載せてくれて、全国の書店で売られるみたい。全国に俺の名が知れ渡り、やがて日本の文学界に名が残るかも。お守りの効力があったかな?


1月11日 木曜日
この3日ぐらい、夜中に目が覚めると、眠れなくて。そのことを看護婦さんに言ってみたら、またイヤミを飛ばされた。俺が何したっていうんだ。きのうのこともあるから、よけいなことは言えなかった。何様だと思ってんだ、あのクソババァめ。
また新たな詩が完成した。今度は曲が付きそうな、3番まである詩だ。ここをクリックして、どうぞ。


1月10日 水曜日
新年会だったのだが、よく会話を交わしていた奴が、また去って行こうとしているらしい。長期入院とか。いつかは俺も、そんな日が来るんだろうな……と思いながら、酒をガブ飲みしてしまった。泥酔してしまったらしく、気が付くと、自分の部屋にいた。しばらくの間、また職員たちがうるさいだろうと思われる。年末ごろには忘れているだろうけど……。しかし、さびしいものだ。


1月9日 火曜日
NHKの「ハート展」よりも選ばれる確率が低い、「日本文学大賞・自由詩の部門」に投稿したことは、以前にも書いた。発表は来月末ごろらしいけど、毎日、「開運」のお守りに願をかけているの。もしも大賞に選ばれて、賞金をゲットしたら、憧れの女性職員と2人っきりで食事に行けたらいいなぁ。はたして、そんな日は訪れるんだろうか。


1月8日 月曜日
今日もまた、トイレの便座からマシーンに移ろうとした際、ズルッと手すりから手が外れてしまい、マシーンと便座と壁の間にハマってしまって、身動きできなくなってしまった。コールには手が届いて、職員に助けてもらった。このごろリスクマネジメントをにぎわしている。わが人生、オチばかり。


1月7日 日曜日
今日は風が強かった。外をウロウロしていたのだが、ホコリが目に入ってしまって。いくら俺が、叩けばホコリが出る、ホコリ高き男……といったって……。明日も続くとか。
上の兄が、「開運」のお守りを持って来てくれた。さっそくマシーンに取り付けた。これでバラ色の人生に……なれたらいいなぁ。


1月6日 土曜日
朝食前に、尿器に用を足した。マシーンのそばに置いて、ズボンを上げていたら、傾けた覚えがないのに、尿器の下から液体が……。キャーッ、もれているぅ……。以前からヒビは入っていて、ガムテープでごまかしていたのだが、とうとう限界が来たらしい。自分で始末していたら、今度はマシーンのバッテリーが切れそうだった。それで、だいぶ朝食に遅れてしまったのであった。サイテーな朝だった……。


1月5日 金曜日
以前に知り合ったシンガーソングライター以上の人と、知り合いになれるかも。電子ピアノを奏でる人らしい。そのために、作成してあったポストカードを多量に印刷したのであった。いよいよ今年はテレビ出演か? そしたら、「チカさんって、ステキ。あたし、あげてもいいわ」って言ってくれる女性が現われて、めでたくゴールイン……なんてことには、なるわけねぇか。


1月4日 木曜日
昨夜はカラアゲと「麦のジュース」で、1人で新年会をやった。「ピラミットの謎」とかいうテレビを見ながら。正月の三が日は、夜中の12時までテレビを見ていていいはずなのに……。10時過ぎに、部屋の電気も暖房も消されてしまったので、素直にベットインしたのであった。
またボイラーの調子が悪いようだ。暖房は入っているけど、風呂は入れないらしい。明日は風呂に入れるんだろうか。


1月3日 水曜日
グレープフルーツジュースと血圧を下げる薬を同時に飲むと、命を落とす危険性があるらしい。風邪薬と酒というのも、危ないそうだ。知らなかった。この施設に入る前は、風邪薬をビールで飲んでいたのだが、よく生きて来られたものだ。やっぱり薬は水で飲んだ方がいいようだ。
母親が使っていた腕時計を、上の兄が持って来てくれた。ありがたく、使わせてもらうことにした。将来は、俺の形見になるかも。


1月2日 火曜日
ネット上で、今年の運勢を占ってみた。そしたら、「理想な異性が現われて、電撃結婚できるかも」とある。ウッソー? 素直に喜ぶべきか。俺には無縁のことだと思うのだが……。今年の年末は、どうなっていることやら。何も変化がなかったら、この占いはインチキだということになるのかな?


2007年1月1日 月曜日
元旦だというのに、雑煮が食えないとは。おせち料理だけでは、ご飯のおかずにならない。せめて「ふりかけ」ぐらい出してほしいものだ。そう感じたのは、俺だけではないはずよ。元旦から、そういう不愉快な思いさせやがって。今年もロクなことがなさそうだな。でも、安全が第一だから。無事に過ごせれば、それでいい。